Silver

英国庭園の謎   /有栖川有栖


最近好きなミステリー作家さん、有栖川有栖先生の短編集。

読み始めたきっかけは窪田くん(大好きな俳優さん)がドラマをしていた、臨床犯罪学者火村 英生の推理というドラマがきっかけです。

見事にハマりましたねぇ~。 ドラマで窪田アリスにハマってしっかり前話見届けたあと、私にしては珍しくドラマ後に原作を読みました。 原作厨なので実写化とかは苦手なんですが、今回は不可抗力ということで。

この『英国庭園の謎』よりも前に、『白い兎が逃げる』という短編集も読んでいますが、こ の有栖川先生の何がすごいというのは、推理小説を短編で書きあげるという点だと思いま す。 

ましてそれが面白い。

長編だと集中力が切れると先に進まない私からしたら短編集の推理小説ほど求めるものはありませんでしたから。 火村とアリスのコンビは毎回ながら可愛さで微笑ましいながら読んでいますが、トリックは可愛くないものばかりでいつも驚かされます。


今回でいえば表題にもある『英国庭園の謎』では意味不明な暗号をとくシーンがあります が、 いわゆるなぞなぞのような、ある意味で幼稚な子供らしいものでした。 

大人になって頭でっかちである自分を、見せつけられたような気がしました。 

単純でいてそこに絡む人間関係の複雑さがうまいこと混じりあってほんとに面白いです。


ミステリーは好きだ好きだ言ってきましたけど、正直な話あまり数を読んでいないことに最 近気づきました。 どうも恋愛系であったりアクション重視のような気がしてきました。 

その中でもハマるんですから火村英生シリーズは私にハマっているんだと思います。


国名シリーズ集めようかなと思ってる次第です。


Sai

knowing is seeing.

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