Pink

オペレーション クロマイト


朝鮮戦争時の南朝鮮の北スパイ作戦。


マッカーサー率いる連合国軍に徴兵され、ソ連率いる北側にスパイとして送られる8人の精鋭部隊にまつわるお話です。これは実話を元にした作品だそうです。


この映画は端的に朝鮮戦争の知識がないとちょっと難しいかもしれません。なにせ今どっち側にいて、この人たちの元の陣営はどっちだったか、ソ連はどっち陣営で共産主義はどの陣営かなど様ざまな情報が求められます。ぶっちゃけ韓国映画なので、俳優さんがもちろん韓国人、顔での判別が出来ない、更には名前も覚えられないし、もとは同じ朝鮮半島人であるので名前、顔が一緒ということで敵味方の判別が難しいです。笑

ただ、ある程度の知識があれば判別は可能ですし、勉強としても楽しめます。


話の内容としては、8人の精鋭部隊が次々と敵将であるリムにスパイであることがバレたあと追われ、殺されていくというものです。

途中、占領された仁川の方で、南朝鮮側(西側陣営)の家族に逢いに行くシーンがありましたが、さすがに泣きましたね。戦争とはこういう場面が、知らず知らずのところで多々あったのだろうと思います。

「必ず帰るから、安心して待っていてほしい」という台詞はもはやフラグとしての意味しか成さないですね笑


また、最後隊の全滅をかけてでも灯台をともし、閃光弾をあげる直前まで戦い続けた隊長の走馬灯のシーンでは泣かされました。最後の一人であることも王道ではありますが泣かせるシーンです。

さらに、マッカーサーが仁川作戦にこだわったのは大統領になりたいからではなく、少年との約束があったからなど、少し南側というか連合国側を美化するような描写が多かったですが、まあ韓国映画なので致し方ないかなぁと思います。

東側陣営への極端な悪役描写も見ていて面白いですね。


作中に「理念は血よりも濃い」という言葉が登場しますが、まさに共産主義の表れですね。もしくは資本主義にも言えることなのでしょうか。


映画自体は私の好みの映画ではありました。

見る予定ではなかった映画ですが良い結果でしたので○です笑



Sai

knowing is seeing.

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