Gold
イギリス民主主義思想史 浜林正夫
大学のゼミの課外活動で読みました。
学術書は読み切ったことがなく、なんならレポートで使用する以外は手に取ることもなかったようなジャンルですが、約半年かけて週一程度にちまちま読書会を開きながら無事読み終わりました。
端的に言うと、めちゃくそ難しかったですね。
わたしはシンプルにあほなのでかなりしんどかったです笑
功利主義に興味があったので、先生に伝えたところ、功利主義の本質を理解するのであればここから(民衆の教会に対する戦い)見ていかなきゃと言うことで、この本が課題になりました。
民主主義がイギリスに登場し、浸透していくまでどんな戦いがありどんな討論があり、どんな思想たちが考え出されたのかという過程が書かれています。
イギリス革命(清教徒革命、名誉革命)を中心とし、その中で様々な思想家や経済学者、哲学者が登場し民主主義を社会に確立していく過程は、1回読んだだけではとうてい理解できませんでしたので、もう3回ほど読まねばならないことを悟りました笑
感想を言えるほどの語彙力はないんですけど、今日当然のように確立されている権利は、かつては当然ではなく、新しい物で突拍子もないことであって、そのことを自分が理解しない限りは、この本を読んだ意味がないのかなと思います。
つまりは自然に私が持っている権利が今、当然であると言うことは、かつての先人の努力のうえであることを客観的に理解することだと思います。
第三者視点が苦手な私には至難の業です…。
人々が心のよりどころである宗教から、政治も経済も、果てには道徳さえも切り離して生きていける事に気づき社会を立て直していく過程は、どこか別の世界の話のようでした。
あと、イギリスの名前って私にとっては覚えにくい名前で、誰がこの思想だったかなと混乱することが多かったです笑
精進します!!!!!
また二回目三回目読んだら更新します。
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