Purple


ユダヤ人を救った動物園~アントニーナが愛した命~


動物園でユダヤ人を匿う話。

彼女とその夫が、第二次世界大戦中に300人以上のユダヤ人を匿ったという実話に基づく話だったのですが、普通に泣きます。


印象に残ったのは、ユダヤ人がきっと強制収容所に向かうであろう地獄の列車に、何もわからないまま乗せられるシーンで、ヤン博士が小さな子供たちに乗せてくれとせがまれるシーンです。純粋な瞳で手をバンザイして抱き抱えてほしいと、死に向かう列車に乗りたいという場面はほんとに辛かったです。


悪役に位置するヘッセ氏(間違ってるかも)は本当にクズですね~。彼がドイツ軍人であることを途中で知りますが、なぜポーランドの一家族と交流があったのか謎でした。ただの勉強不足です。


ヤン博士と奥さんが、違う立場でお互いの辛いことを言い合う場面があって、お互い辛いのをわかっているけれどそれをぶつけ合ってて喧嘩するのは同じ土俵にたっていないのに分かり合えるわけない不毛なものだったと思います。

まさに戦争みたいなもの。

また、彼らのしたことは確かに正義で、でもそれは戦争という悪が存在するからで、多分今の時代だったらsnsで偽善者って叩かれるんだろうなとも思います。

当時は絶対に正義だし、私は彼女達の行いは正義と言いきれると思います。人の命をかけてますからね。


見る価値のある映画でした。

戦争映画はよく軍人目線の映画になりがちですが、一般市民、さらには一番攻撃対象だったポーランド人という点では、新しい視点新しい価値観からの映画だったと思います。


予告編はっときましょう

Sai

knowing is seeing.

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